民泊物件を登録するなら、意外と登録しておいたほうが良いOTAが楽天Vacation Stayです。このOTAの良いところは、リスティングを登録するとBooking.comや楽天トラベルなど複数の主要OTAに転載してくれる点です。
出稿の手間とリスティング管理の手間が大きく省ける優れもののOTAなのですが、自動送信メッセージ機能について困ったことがありまして、それがタイトルの「自動送信メッセージが読まれにくい」ということです。
楽天Vacation Stayを利用中の方、これから利用を検討される方のために、以下にて詳細をシェアします。
自動送信メッセージが読まれない理由
楽天Vacation Stayでは、Airbnbよりも前から、予約を入れたゲストに自動で定型文を送信してくれる機能を搭載しています。自動送信機能はホストにとって非常にありがたいのですが、楽天Vacation Stayのこの機能では、残念ながら以下の理由でメッセージが読まれにくいのです。
- 送信先は物件の予約に利用されたメールアドレスである
- 予約を受けたOTAによってはメッセージの記載が分かりづらい
まず、メッセージが送られるのは、ゲストが予約の際に使用したメールアドレス宛です。しかし、そのメールアドレスはキャリアメールでないことが多く(gmail等)、その場合、携帯に新規メール受信通知を送信する設定をしていない人が多いのです。なので、こちらからメールを送っても気付きにくいのです(追客メールも同様なので、連絡が取れず焦るケースが多々…)。
また、予約を受けたOTAによっては、自動送信メッセージが非常に分かりづらい形でゲストに送られるため、ダブルで気付かれにくくなっているのです。例えば、Booking.com経由での予約の場合、「予約が確定しました」という題名のメールの中にメッセージが記載されるのですが、これがわかりづらい。
Booking.comでは、このメールは予約確定後になぜか2通送られてくる「予約確定メール」の2通目で、宿泊に関する主要な情報は1通目に集約されています。ということは、ゲストはまずこのメールを見ないし、開封しても流し読みすると思われます。
弊社では、宿泊者名簿の記入を予約後にメッセージ(メール)で案内し、名簿の記入が確認できた後にチェックイン方法を案内するフローを取っています。そのため、ゲストは宿泊者名簿の案内メールを確認して送信しないと、チェックインができないというわけです。
そのため、楽天Vacation Stayで予約が入った際には、自動送信メッセージに頼らず自分でもメールを送ったり、それでも反応がなければSMSを送ったりして追客をしています。
自動送信機能はとてもありがたいものですが、この点はメールというシステムの限界だと思います。スマホに慣れきったユーザーはプッシュ通知が無ければそうそうメールボックスを確認しないはずなので…。
また、SMSを受信できないゲストも中にはいるので、そういう方がメールに反応しない場合は電話でコンタクトを取る必要があります。ゲストが英語を喋れない方だったり、ホストである自身が一切外国語を話せなかったりする場合は…なかなか大変かもしれません。
ということで、皆様もぜひお気を付けを。。。
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